全国・鏝絵なまこ壁サミットinとっとり2010

11月6日(土)に倉吉未来中心にて開催された、全国・鏝絵なまこ壁サミットinとっとり2010というものに参加してきました。

このサミットは、全国の左官関係者を集め、講演・報告・鼎談を行うというイベントでした。
私たちは、「職人のワザによるまちづくり」と題された石山 修武氏(建築家、早稲田大学創造理工学部教授)の講演が主な目的で参加しました。
講演の中では、石山氏が伊豆の伝説的左官職人である入江長八さんの作品を展示する伊豆の長八美術館を設計された際の左官職人たちとのエピソードや、左官を通して町づくりをされた経験を聞くことができました。
その中で、
「いい建築には、天下一の職人でないと・・・」
「様式やデザインを継承していくのではなく、技術を継承していき、その中で新たな表現を構築していくことで左官の未来がある」
という2つの言葉が特に印象に残りました。

この言葉の中には、私たち設計の仕事にも大きく通じる部分があるように感じた一日でした。
やはり、いいTEAMは必要だと改めて思うなぁ・・・
またこのような講習会には是非参加してみたいものです。

こんな壁がつくれるといいな・・・

入江長八さんによる鏝絵(こてえ)と左官壁