
耐震診断・耐震改修は高い?補助金と低コスト工法で「最初の一歩」を整理(鳥取・山陰)
「耐震改修って300〜500万円かかるって聞くけど本当?」
「耐震診断は高い?補助金で自己負担は下がる?」
そんな疑問を、建築家の視点で“最初の動き方”に落とし込んで整理します。
※本ページは一般的な情報提供です。補助制度・税制は年度や自治体、建物条件で変わります。最新条件は必ず公式情報・市町村窓口でご確認ください。
YouTube動画(耐震診断・耐震改修の話)
3分で分かる要点(忙しい方向け)
まず最初は、市町村の窓口へ相談
→無料診断・補助付き診断・申請手順を案内してもらえます。
耐震診断は「倒壊しにくさ」を数値(上部構造評点 Iw)で見える化
- 1.0以上:一応倒壊しない
- 0.7未満:倒壊の可能性が高い(目安)
耐震改修は“工法”と“補助制度”で費用が変わる
鳥取県の事例集では、耐震改修費が約297万円(補助120万円)という例もあれば、約169.84万円(補助120万円)という例もあり、幅があります。
補助金は「申請→交付決定→契約/着工」が原則
先に着工すると対象外になる可能性があるため、段取りが重要です。
耐震診断とは?(何をする?)
耐震診断とは、大地震時に建物が倒壊するかどうかを見極めるための調査です。
内装材を剥がさずに目視で行う「一般診断」、詳細に確認する「精密診断」などがあります。
よくある費用感(目安)
一般診断の標準的費用は概ね10万〜20万円/棟程度と整理されています(図面の有無等で変動)。
補助金に関しては、耐震診断に関わる補助金と、耐震設計に関わる補助金があります(お住いの地域で有無や金額の差があります)。
診断結果(上部構造評点 Iw)の読み方
上部構造評点(Iw)は、木造住宅の耐震性を示す代表的な指標です。
Iwの目安として以下が提示されています。
- 1.0以上:一応倒壊しない
- 0.7以上〜1.0未満:倒壊する可能性がある
- 0.7未満:倒壊する可能性が高い
※この数値だけで「工事が必須」と断定できるものではありません。建物条件・劣化・計画(リフォーム同時実施等)も踏まえ、専門家と判断するのが安全です。
耐震改修の費用感:事例で見る(“幅”がある)
鳥取県の耐震改修事例集には、低コスト工法を採用した例として
- 耐震改修に係る額:297万円
- 補助金の額:120万円
- 評点:0.59 → 1.07
といったケースが掲載されています。
一方で、同じ事例集内には
- 耐震改修に係る額:169.84万円
- 補助金の額:120万円
- (自己負担の単純差分:49.84万円)
という例も出ています。
重要ポイント:
- 「必ず安い/高い」ではなく、どこをどう補強するか(設計)で大きく変わる
- 補助金も含めて、“全体の組み立て”で費用対効果が決まる
補助金の考え方(都道府県・市町村で違います)
鳥取県の制度概要では、戸建て住宅等の耐震改修・建替は 補助率4/5、上限140万円 が整理されています(市町村で異なる場合あり)。
また、鳥取県の配布資料でも耐震改修・建替は 工事費の4/5、上限140万円 と具体例(160万円→補助128万円→自己負担32万円)が掲載されています。
※申請受付期間や完了期限が設定される自治体もあります。
注意点(トラブル回避)
1) 申請前に契約・着工しない
契約(着手)は交付決定通知後に行う旨が明記されています。
2) 「かたり調査」に注意
耐震対策に関する「かたり調査」への注意喚起を掲載しています。
TEAM STUDIO ARCHITECTSにできること(耐震関連)
TEAM STUDIO ARCHITECTSは、「耐震診断・補強設計・工事監理」を業務内容として掲げています。
「何から始めるべきか」「補助金申請の段取りを踏まえた計画」など、状況に合わせてご相談ください。
- 鳥取県の「木造住宅耐震化業者登録台帳(登録業者一覧)」にも掲載があります(2025年7月31日現在の一覧)。
